事業案内

ガラスパネル加工

ガラスパネル加工分野の可能性を広げる~ ケミカルエッチング ~ Chemical Etching - Giving the Glass Panel Processing Industry More Potential

薬液を用いて、ガラス表面を加工する。
丸山工業所の持つエッチング技術はガラスパネル分野でも活かされています。
2003 年のエッチング研究以来、高いエッチング技術で、
先進情報機器産業の需要に応えるさまざまなガラスパネルを提案しています。

ガラスパネル加工

Surface Treatment Processing Technology表面処理加工技術

AG(アンチグレア)加工技術

FPD、有機ELから派生して生まれた新たな領域として、AG加工技術の開発も成功。これは板ガラスに軽度のフロスト加工処理を行い、反射防止効果を持たせる技術です。私たちは大判板ガラスのAG加工も世界に先駆けて取り組み、高級車に搭載される車載計器向けパネルのAG加工、屋外向け液晶看板のAG加工を始めとした新たなニーズの獲得を目指しています。
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スリミング

薬液を用いて加工を行う事で、切削加工では不可避なマイクロクラックを発生させずにガラスを薄型化することができます。エッチング技術の構築、ノウハウにより数ミクロンという高精度での均一な仕上がりが実現しました。
また表面のマイクロクラックを軽減する手法により、強度のある割れにくい仕上がりになります。

拡散板

ガラス表面に微細な凹凸をつけることで、透過光を拡散させる機能を付加します。特に半導体レーザーを照明光として使用する際には必須の技術です。
ご要望の光学特性(拡散性能)に合わせることも可能です。サンドブラストと比較した場合、均質性が圧倒的に良く、基板強度を低下させることもありません。

インプロ加工(インプリケイテッド・プロセス)

びんや食器と同様に、ガラスパネルにもインプロ加工を施すことができます。
独特の風合いを持つ加飾加工で、丸山工業所だけの技術です。化学強化ガラスにも対応しています。

Partial Processing Technology部分処理加工技術

カバーガラス加工技術

有機EL事業から派生して、カバーガラス加工技術も確立。カバーガラス加工とは、マスキング処理により、型通りにパネルを部分抜きする技術です。スマートフォンのパネルの一部を用途に応じて部分抜きするなどが可能です。カバーガラス加工は薬液で溶かしてパネルを加工するため、切削加工よりも強度を保持できます。

堀込み加工技術

FPD用ケミカルエッチングの量産体制を確立するなか、有機EL液晶の将来性にも着目。試作を重ね、薄板基板の加工技術はFPDの技術を応用し、液晶裏面のキャップガラスに溝を掘る技術についてはマスキング処理の応用で解決。2006年に有機EL用キャップガラスの量産体制が完成しました。

端面エッチング

端面エッチングとは、マスキング処理により端面部分のみを薬液で溶かして加工する技術です。端面エッチングは、薬液で溶かして加工する為、切削加工よりも強度を増すことができます。

従来のラインの発想を取り払い、オリジナルの産業用ロボットを導入。
ロボットのアーム動作で製品を各槽に浸漬させることで、処理工程の自動化、効率化が可能となっています。
さらにピット(傷)を抑制する前処理工程、さまざまな種類の酸に対応した自動滴定装置などが高精度加工を支えています。

板厚測定の様子

板厚測定の様子

イオンクロマトグラフィ

イオンクロマトグラフィ

外観検査

外観検査

加工表面の観察

加工表面の観察